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データで見る宮古島の天気!月別の傾向を解説します

宮古島諸島は、東京から南西に300キロメートルのところにあり、一年を通じて暖かい気候です。一方で、梅雨入りが早かったり、台風による影響があったりと、日本のほかの地域とは天気の傾向が違います。そこでこの記事では、宮古島の季節ごとの天気の傾向をご紹介します。さらに、「宮古島の天気予報は当たらない」と言われる理由についても解説しています

宮古島の天候にはどんな特徴がある?

画像引用元:写真ACのhimawariinさん

宮古島は「亜熱帯海洋性気候」に属し、一年を通じて暖かい温暖な気候です。1年間の平均気温は約23度、平均湿度は80%ほど。夏場は気温30度前後で、日差しも強くなります。ただ、海から吹く風が暑さを和らげてくれるので、本州の内陸(群馬や岐阜など)のように「40度近くまで気温が上がる」ということはほとんどありません。冬は1~2月に気温がもっとも下がり、この時期の最低平均気温は15度前後

また宮古島の気候の特徴として挙げられるのが、「梅雨」と「台風」です。梅雨は本州よりも1カ月ほど早く訪れ、ゴールデンウイーク明けごろに梅雨入りし、6月下旬ごろに梅雨明けするのが一般的です。また台風は初夏から秋にかけて到来し、特に9月ごろは勢力の強い台風が襲来する傾向にあります。

宮古島の月別降水量、日照時間、気温などを一気にチェック!

続いて、2019年の気温・降水量・日照時間を確認してみましょう。いずれも宮古島市下里気象台での観測データです。2019年の最高気温は32.9度(8月)、最低気温は 13.9度(1月)でした。全体を見ると7月をピークにきれいな山型のグラフになっており、夏と冬の気温差は10~15度。ここからも宮古島の温暖な気候が見て取れます。 ※上記グラフ3点は宮古島地方気象台HPよりお借りしています。

降水量と日照時間は一緒に確認しましょう。降水量は平年5月と8月が高くなっています。ただ、台風の到来回数によっても大きく変わり、2019年は台風13号の影響で9月が突出して降水量が多くなっています。一方で、日照時間も7・8月が多いので、夏場は1回に降る雨の量が多いことがわかります。逆に、冬場は降水量が夏場ほど多くないものの、日照時間が少ない傾向にあります。つまり、どんよりとした長雨が冬は多くなります

そういった意味では、春や秋は気温・雨・日照時間のバランスが比較的よく、台風リスクも少ないと言えるでしょう。

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宮古島の季節ごとの天気の特徴

それでは季節ごとの特徴をもう少し見てみましょう。

【春3~5月】前半は晴れが多く、後半は梅雨入り

 

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春の宮古島は、比較的晴れの日も多く、太陽が出ていれば半袖で過ごせるくらい暖かくなります。3月が23度、4月が25度、5月は28度ぐらいまで気温が上がります。天気がよければ4月ごろから海水浴が楽しめます。日差しも熱くなるのでサングラス、日焼け止め、帽子などを用意しておくといいでしょう。ただ、5月上旬から梅雨入りするので春後半は雨模様のお天気が多い傾向にあります。

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【夏6~8月】日照時間は冬の2倍!ただし、台風には注意

 

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夏はもっとも宮古島らしさを感じられる時期です。このころの島の風景は、ほかの時期とは一線を画すほど鮮やか。気温も30度を超え、紫外線も強烈です。台風や夕立が多く降水量としては多くなりますが、太陽が出ている時間も長く、日照時間は冬の2倍です。

夏場のおすすめの服装は、Tシャツ・ショートパンツ・ビーチサンダル。ただホテルやお土産店の中は冷房が効いているので、1枚羽織るものがあるといいでしょう。

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【秋9~11月】風が心地よく、1年でもっとも快適な時期


台風シーズンが落ち着く秋は、1年でもっとも快適な時期です。夏場は湿度も高くジメっとした晴れの日が多いですが、秋はカラッとした気持ちのいい日が続きます。また、9月ごろを境に、暖かい南風から北風へと風向きが変わります。暑くもなく、寒くもなく、観光にはぴったりの時期といえるでしょう。

服装は日中は夏場と同じですが、朝夕は肌寒い日も増えてきます。長袖を用意しておくといいでしょう。

【冬12~2月】雨・曇りの日が続くが、避寒地としては最高

前述のとおり、冬は比較的曇りの日が多く、海水浴も寒くて難しいでしょう。ただ、とはいっても本州よりは暖かく、気温10度を下回ることはほとんどありません。避寒地としては申し分なく、「寒いのが苦手」という方にはぴったりです。

宮古島の冬は気温よりも風に注意。ウィンドブレーカーのような風を遮れる上着を旅行にはもっていくといいでしょう。ただ陽が出ている日中は半袖で過ごせることも珍しくありませんので、日中は半袖or薄手の長袖で過ごし、朝夕はウィンドブレーカーやジャケットを羽織るというのがベターです。

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【番外編】宮古島の天気が当たらないと言われる理由

写真引用元:写真ACのもぐら綿棒さん

「宮古島の天気予報は当たらない」とよく言われますが、実際に予想が外れることもしばしばです。その理由としては以下のようなことが考えられます。

■そもそも島の天気は変わりやすい
■島の周囲には観測所がない
■長雨でもゲリラ豪雨でも、雨になる
■周りが海なので、予報が難しい

宮古島は大海原にポツンとある島です。周囲は海に囲まれていることから気温・風力・風向・海水温度といった気象条件の影響を受けやすいため、宮古島の天気は変わりやすいと言われます。さらに、周辺にも観測所がないため予想しづらいというのも理由の一つです。

また、同じ宮古島でも東平安名崎では大雨が降っているけど、平良市街地では晴れているということも往々にしてあります。このあたりが「宮古島の天気予報は当たらない」と言われる所以です。なので、天気予報に一喜一憂することなく、あくまで参考程度ぐらいにチェックするぐらいがいいのではないでしょうか。

まとめ

宮古島は常夏とも言われますが、季節ごとの気候は決して同じではありません。夏には夏、冬には冬の表情があり、それぞれの季節にあった楽しみ方ができるのも宮古島の魅力です。夏は宮古島らしさを感じられますし、冬は寒さも厳しくありません。春・秋は過ごしやすく、観光にはもってこいの季節です。服装も今回ご紹介したような基準を目安に、しっかりと旅行の準備を整えましょう。

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