宮古島には用途に応じて使い分けられる空港が2つ!お金?時間?利便性?何を大切にするかはあなた次第!その使い方をご紹介します!
初めての宮古島旅行、航空チケットを検索するとMMYとSHIの空港コードがあることに驚かれたかもしれません。宮古島には離島としては珍しく、空港が2つあります。宮古空港と2019年に開業した新設の下地島空港。
では、どちらの空港を利用したらいいのでしょうか?宮古島への旅を有意義に過ごすためにも、両空港を比較しながらそれぞれの特徴をご紹介いたします。
目次
定番といえば・・宮古空港
宮古空港はもともと旧日本軍の海軍飛行場として利用されていましたが、1956年6月から民間空港として定期運航が開始されています。
現在は宮古島の主要空港として県外からの直行便の就航数も増加傾向にあります。2019年の宮古空港への旅客数は過去最高の180万人を越え、大きな賑わいを見せています。
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宮古空港の路線をご紹介
本州から4空港、沖縄県内3空港の全7路線があります。
大阪(関西)ー宮古(宮古):ANA
名古屋(中部)-宮古(宮古):ANA
那覇ー宮古(宮古) :JTA/ANA
多良間ー宮古(宮古):琉球エアコミューター(RAC)
石垣ー宮古(宮古):RAC
福岡ー宮古(宮古):ANA ※夏季限定
宮古空港からのアクセスをご紹介
市街地や橋で繋がる離島、人気の観光スポットへのアクセスはどうでしょうか?
宮古空港は移動に便利な島の中央に位置しています。宮古島での移動はレンタカーがメインなので、車移動での所要時間をご紹介します。
飲食店やビジネスホテルが集まる市街や自然の多く残る南端の来間島へはどちらも15分。
無料で渡れる橋として日本一の長さを誇る伊良部大橋を渡って行く西側の伊良部島までは20分。
島の北部に位置する池間ブルーの美しい池間島は40分。
島の最東端、日本の都市公園百選にも選ばれている東平安名崎へは45分。
いずれもアクセスのしやすさが特徴的ですね。
宮古空港の施設をご紹介
1階は到着ロビー、2階は出発ロビーと売店、飲食店、3階は展望デッキになっています。到着ロビーでは赤瓦と漆喰そして宮古島の貝等でできた大きなシーサーがお出迎え。
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売店は全7店舗あり、宮古島銘菓はもちろんのこと雪塩、海ぶどう、琉球グラス、かりゆしなど宮古島のお土産が一通り揃っています。
飲食店には、沖縄県民に愛されているローカルファストフード店のA&W があり、アメリカンな雰囲気を楽しめることで観光客にも人気。その他、沖縄そばなどの郷土料理のお店もあり、出発時刻までの時間をゆっくりと過ごせます。
搭乗待合室には大型のデジタルサイネージがあり、宮古島の映像が流れているので飛行機に乗る直前まで旅の余韻を楽しめますよ。
新設のリゾート空港・・下地島空港
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下地島空港は宮古島の離島、伊良部島と小さな橋で繋がる下地島にあります。宮古空港からは車で30分ほどの距離。
元々は日本国内でのパイロット養成訓練飛行場として開設され、2019年3月にリゾート地らしい雰囲気の空港ターミナルビルとして生まれ変わりました。それに伴い24年ぶりの定期便が就航し、とても注目されている空港です。
下地島空港には海の美しさで知られる宮古島の中でも、言葉にできないほど美しい海が広がるポイントがあります。通称「下地島空港17エンド」。航空ファンだけでなく観光客にも人気の絶景スポットです。
下地島空港の路線をご紹介
東京(成田)-宮古(下地島):ジェットスタージャパン
大阪(関西)-宮古(下地島):ジェットスタージャパン
※東京便は早朝の成田空港発になります。
香港-宮古(下地島):香港エクスプレス
※宮古諸島初となる国際定期便で、週3往復運航。
国内線国際線共に便数はまだまだ少ないのでフライトスケジュールを確認してくださいね。
下地島空港のアクセスをご紹介
下地島空港は離島の更に離島の端にあります。市街や、主要リゾートホテルまではバスも出ていますが、やはり移動はレンタカーなどの車移動が便利です。
車での所要時間は、市街地までは30分、来間島まで45分。池間島までは50分。東平安名崎まで1時間ほどかかります。
下地島空港の施設をご紹介
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リゾートを意識したデザインで、ラグジュアリーホテルのラウンジにいるかのような雰囲気の下地島空港ターミナル。1階建ての建物は、高い天井が開放感たっぷりです。
ショップには、デザイン性の高いお土産や宮古島ならではのオリジナル商品などが目立ちます。「空港を楽しむ」をコンセプトに空港利用以外の人も利用できるカフェも併設されています。また出発エリアを囲む水上ラウンジは高級リゾートのような雰囲気。テラスではお茶をしながら贅沢な時間が過ごせますよ。
スカイマークが下地島空港に開業!
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下地島空港国内線はジェットスター・ジャパンのみの就航でしたが、2020年10月からスカイマークの参入が決まりました。首都圏線として初の羽田線。世界との窓口でもある羽田と結ばれることにより、海外からの渡航もスムーズになります。
旅によって2つの空港を使い分けてみてはいかが?
両空港ともそれぞれの特徴があり、旅の楽しみ方の1つとして空港を訪れてみるのもいいかもしれません。
現状、関東、関西圏からは両空港とも利用しやすいのですが、関東・関西圏以外の地域からは宮古空港一択になるので注意が必要です。
まだまだ利用者は宮古空港の方が多い状況ですが、スカイマークの開業によって下地島空港の羽田空港線が開通し便数も増えますし、宮古空港から宮古島に入り、下地島空港から海外へ旅に出るといった2つの空港を利用するというプランも可能になってきます。
旅の目的は様々。空港の使い方によっても旅の趣を変えることができます。ぜひ使い分けてみてください。